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IR MESSAGE グループシナジーの創出、そしてその先の成長へ

株主・投資家の皆様には、平素より格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。

当社グループは、持株会社である当社のもと、レッグスやCDGを始めとした事業子会社で構成されています。2024年12月にCDGを完全子会社化し、さらなる事業シナジー創出を目的として領域運営体制へ移行しました。現在は、「マーケティング事業領域」、「ロケーションベースドエンターテインメント事業領域(注1)」および「マーチャンダイジング事業領域」の3つの事業領域を軸に、「エクス・テインメント(注2)」ビジネスを展開しています。

2025年12月期は、収益体質の転換が業績に明確に表れた一年となりました。売上収益は390億円(前期比1.9%増)、営業利益は14億円(同359.9%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益は6.2億円(同282.5%増)と、大幅な増益を達成いたしました。 この成果は、大きく二つの取り組みによるものです。一つ目は、CDGとのグループシナジーの創出です。マーケティング事業領域を中心とした売上拡大に加え、東京オフィスの統合や経営管理機能の集約といったコスト面での統合効果も本格化し、売上・コストの両面でシナジーを実現しました。二つ目は、収益力の強化です。低収益事業の計画を大幅に見直すとともに、各事業で売上原価の低減や販売価格の適正化を進めた結果、売上総利益率は33.3%(前期比3.9ポイント増)へと改善しました。一方で、営業利益率は3.6%と改善途上にあります。これらの成果を確かなものとするため、引き続き中期戦略を着実に推進してまいります。

2026年12月期は、売上収益410億円(前期比5.1%増)、営業利益17億円(同21.1%増)を見込んでおります。基盤固めと収益力のさらなる強化を図り、中期目標の達成につなげてまいります。また2026年は、グループのさらなる成長を見据え、経営体制の見直しを実施いたしました。本年1月には執行役員体制のスリム化を行い、3月には私の事業子会社における代表取締役の兼務を解消いたしました。ホールディングスはグループ戦略の策定と管理・監督に、事業子会社は自律的な事業経営に、それぞれ専念する体制へと移行し、グループ全体の成長を加速させてまいります。 株主還元につきましては、連結配当性向30%以上を目安とする方針のもと、2026年12月期は1株当たり31円(前期比13円増配)の配当を予定しております。また、自己株式の取得についても機動的に実施してまいります。資本効率の面では、2025年12月期のROEは8.3%となり、目安とする8%水準に到達しましたが、今後も継続して資本コストを上回るリターンの実現を目指します。

当社グループは、中期戦略として前期に引き続き「グループシナジーを高めて、収益力をさらに強化する。」を掲げ、2028年12月期のEBITDA 55億円達成を目標としています。2025年・2026年の2年間は、そのための地盤固めの期間と位置付け、三つの重点施策を実行しています。第一に、三つの事業領域を起点とした領域運営のもと、グループシナジーをさらに高めてまいります。基幹システムの統合をはじめとする経営基盤の整備や、共通機能・業務フローの統合を進めます。第二に、好調なマーチャンダイジング事業領域の拡大を図るとともに、マーケティング事業領域およびロケーションベースドエンターテインメント事業領域における継続的な収益性の強化を通じて、事業ポートフォリオの最適化を推進します。合わせて、グループ全体でAIなどのデジタル技術を積極的に活用し、業務の最適化を進めてまいります。第三に、新規事業、海外展開、M&A、人的資本、AIの五つの領域に対して、適正な収益性を確保しながら継続的に投資を実行していきます。特に、AIについては、AIを使ったツールの開発やAI活用による業務効率化などを通じて、全社的にAIXを推し進めていきます。

当社は創業以来、「人として大切なこと、正しいこと」を判断の基軸とする「理念型経営」を根幹に、人財を競争力の源泉と捉え、人的資本への投資を継続してまいりました。こうした人財の力を土台に、当社グループは、「エンタメコンテンツ」「商品サービス」「プラットフォーム」の三つの拡大を掛け合わせ、版権元とクライアント双方の課題解決に貢献してまいります。そして日本全国の小売や店舗を元気にし、買い物をより楽しい体験へと変えることで、生活者(消費者)の笑顔を増やしていきたいと考えています。 当社グループは、事業、組織・体制いずれの面でも以前より強い企業集団に生まれ変わるために、構造改革を進めています。グループを取り巻く環境は激動の時代を迎えていますが、そういった先の見えない時代だからこそ、理念やフィロソフィを指針とした経営を推進し、自らの意志で変化に挑み続けてまいります。すべてのステークホルダーの皆様の期待を超える価値を創造し、持続的な成長と企業価値の向上を実現してまいります。

(注1)特定の物理的な場所で提供されるインタラクティブで没入感のあるエンターテインメント体験のこと。
(注2)「エクスペリエンス」と「エンターテインメント」を掛け合わせた造語で、エンタメ顧客体験価値のこと。

  • 株式会社CLホールディングス代表取締役
  • 内川 淳一郎
  • 2026年3月30日

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